いてもたってもいられず

走ってきました

DGS484話感想

私は所謂「ガチ恋」に近いタイプのファンである。ウン年前、10代の頃から心酔していたミュージシャンの熱愛報道が出た時に、それはそれは落ち込んだ。「悲しい」「ショック」とか言葉では表現できない生まれて初めての感情だった。お相手が著名な方だったので、曲を聴くと顔がちらついてしまい、一時期はまったく聴けなくなってしまった。幼かったなぁと今は思う。

今回の報道もそれなりに動揺した。だってナウピークだし。でも、すぐに思い至った。結婚してたからどうした?プライベートがどうであろうと、私は間違いなく同じタイミングで彼を好きになって、こんなブログを開設してしまうくらいの熱を上げただろう。芝居は芝居だし、歌は作詞作曲してるわけでもなくコンセプトがあって作品を作ってるようなので特に影響はない。彼が見せたファンに対する態度は決して嘘なんかじゃなかったし、あのソロライブはファンを喜ばせるために最大に努力して最高のステージにしていた。それだけは疑いようがない。そんな部分に惚れたのだ。こんなつまらないことで波風が立つのが悔しい。「騙した」とか「隠していた」とか、何もかもがくだらなく思えて、確実に神谷さんの本意ではない状況がとても嫌だった。事務所のコメントはそれなりのものだったが、本人がこのことについてコメントするのかが気になった。

そうして迎えたDGS484話。わざわざ録り直して語られた内容は、まさに私が思っていたことを理路整然に、時に笑いも混ぜた完璧すぎるものだった。リアルタイムでは聞くことができず、先にTwitterで発言内容を見て、そして録音した放送を聴いて、「この人にはかなわないなぁ」と思った。かっこいい。ファンに対してすごく誠実だと感じた。このまま触れないという選択肢もあったはずだ(触れないことは決して悪ではなく、そういうやさしさもある)。声優・神谷浩史を人生を賭けて演じきる姿をどれだけ観ていられるか、これからどんな景色を見せてくれるか、とてもわくわくする。小野さんとの掛け合いもよかったなぁ。「ほんと、すまんなぁ」があまり聞いたことのないトーンで胸が苦しくなったが。録り直す上で、沢山の人に謝ったのだろう。そう思うと、今回の出来事は起きてほしくなかったし、あの週刊誌は許したくない。どうか神谷さんが、神谷さんを取り巻く環境が穏やかでありますように。そして素晴らしいものを見せてくれることを祈っています。

って、つらつらと書いてきたが、八木橋くん卒業?!!?まじかよ!!けっこうショックだよ!作家として成功した証なのだろうが、さみしい。あの野獣キャラ大好きだった。また気軽に呼ばれてくれるそうなので期待して待ってる。なんだかDGS EXPOが終わって色々と区切りがつき、少ししんみりしてしまう。いつものげらげらワッハッハが来週は戻ってきますように。や、代永くんも面白かったよ?小野さんの「大空翼じゃな~い!」のネタ振りが台本なのかアドリブなのか気になるw本当にいい人だ。

あ、これはDGSとは関係ないこと。上述の通り、私はかなりガチ恋寄りの人間なのだが、今回の報道でショックを受ける人はいて当たり前だと思う。神谷さんがはっきりと声優としての自分とプライベートの自分は別物だと語ったが、それが理解できなくても仕方がない。「騙された」「隠していた」はお門違いだが、純粋にショックで、傷ついた気分で…うーん、あの気持ちは形容し難いな…。よく言われるような「自分がその人とどうこうなれると思ってた」わけでは決してないんだよ?崇拝しすぎたというか、寄りかかりすぎたというか。とにかく誰にも責められるものではない。悲しかったら悲しいし、距離を取るのも自然なことだ。祝福なんてしなくていい*1。でも、絶対に時間が解決してくれる。また一緒に景色が観れる日が来るんじゃないかなぁ。と、謎の上から目線になってしまったが、まぁあくまでも私の経験上の話。最近、ファンとはなんて幸せな生き物なのだと噛み締めることが多いのだ。

それにしても、私が入れ込んだ人がすっぱ抜かれるのはこれで3回目。声優界隈はすっぱ抜かれることはないと思っていた。松人気の副産物としてこんなことが起きるなんてなぁ…。出来ることならもうこんな思いはしたくない。知らされていないことは大概が知らなくていいことだ。

 

*1:私も祝福する気は別にない。はっきり言うとプライベートは「どうでもいい」。