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猫物語(黒)感想/DGS487話感想

猫物語(黒)感想
物語シリーズを時系列順に観始めた。傷物語が春休みの話なので一番最初だが、最後の楽しみに取っておくことにした。なので、高校三年生のGWの話の猫物語(黒)から。もはや感想というか瞬間日記に書き殴ったことをまとめているだけである。
最初は久しぶりにまともに観るシャフトアニメに「シャフトだ…シャフ度…」と戸惑い、傷物語予告等で「いつのまにこんなイケメンに…?」と驚いた阿良々木くんが月火ちゃんと話す様は私の知ってる残念な彼で少し安心した。しかし、そんな懐古はすぐに吹っ飛んだ。何これ、おもしろい!!特に後編がすごかった。羽川さんの家での叫び声にぞくぞくした。一番印象に残ったのは猫が去った後の教室の独白。「好きだけど恋じゃないな。一生一緒にいたいと思うどころか、だって僕は羽川のために死にたいって思ってるんだもん」→EDへの流れ!素晴らしすぎて巻き戻して3回は観た。なんならTSUTAYAに返す前にもう2回観た。ひー、もうあの台詞にすべての感情がこめられているような、強い強い気持ちに涙が出そう。ぽつりぽつりと呟く阿良々木くんがさみしそうで、つかめない。煽る忍野との応酬もいい。力を持ちすぎた「正しさ」、人を圧迫する「正しさ」。誰にとっても身近で他人事ではないよね。正しさ=正義ではなくて、やさしくもない。忍野の喋り方、いい感じにイライラして好きだ。阿良々木くん「欲情してるだけなんだよ」いただきました!ありがとうございます!かっこいいです!(落ち着け)羽川さんとの対峙で「無意味でも無駄でもお前のために死にたい」って、それはなんと大きな愛なの。それにしてもキスショットちゃんをまともに観るのは初めてで、なんとなーくどういう存在か知っている程度なのだが、かわいくてイケメンだな?ピンチに登場した時のBGMがかっこよくて笑ってしまった。あと、阿良々木くんが血吸われてる様はとてもエロい。忍野の「家族になっちゃえばいいじゃん」という茶化しに首を縦にぶんぶん振り、なぜ羽川さんとくっつかないのか、あんなに全身で助けを求めているような女の子をほっとくなんて。でも「求めてくれたら良かったのに、頼ってくれたら何でもするのに」と阿良々木くんは言っているなぁ。うーん、切ない。阿良々木くんはつかめない人だ、喜怒哀楽はっきりしているのに。初恋のようなものは終わり(終わらせ?)、阿良々木くんは階段を登った。そして、ガハラさんが降ってくる……って最高の導入!!!!たまらん!!!と深夜に膝を打った。打ちまくった。めちゃくちゃ綺麗にまとまりましたやん。絶対に時系列で観たほうが楽しいですやん。ちょうど良い長さで興奮しっぱなしだった。あ、OPのテロップ「神谷浩史」のタイミングが絶妙でかっこよかった。次は化物語。一回観ているが、当時とはまた違った面白さを感じることができそうで楽しみだ。
 
DGS487話感想
談話室の「悪いことがあった後に宝くじを買ったら当たる」の件の神谷さんの「悪いこと?思い出したくもねぇ…」「なんなんだよぉ!ヴォケがぁ!!!」「いいことなんか何にもねぇよ!!」の言葉。ああ、私これだ、これが聴きたかった。本当に色々と大変だっただろう。でも心の中では絶対に悪態ついてたでしょ?だって、神谷さんは普通に生活してただけなのだから。真面目に謝ったり説明したりする神谷さんより、このキレ気味の、自虐の神谷さんがずっと欲しかったのだ。はー、めっちゃくちゃすっきりした。自分でも驚くくらいすっきり。
もう最初の5年のような飛び道具はぽんぽん出てこないかもしれないけれど、先週や今週のある意味な凡な企画が平均以上に面白くなるパワーと安定感にほっとする。EXPOが終わり、何やらスピンオフ企画もあるようだが、通常運行に戻りつつある雰囲気だ。諏訪さんの絶妙な匙加減にまた感心してしまった。